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 おかげさまでポエトリースラムジャパン(PSJ)は3年目を迎えました。

 これまで3回の開催にのべ198人の出場者が参加、声と言葉の熱戦を繰り広げてきました。それを盛り上げていただいているオーディエンス、審査員に選ばれた皆さん、そして各大会のスタッフ。誰が欠けてもこの大会は成り立ちません。本当にありがとうございます。

 そして今、4回目の選手権となる2017年秋大会を開催します。

 パリで開催されているポエトリースラムW杯。国も文化も言葉も違う人々がポエトリーリーディングを中心に集まり、競い合い、讃え合う熱い一週間に、日本からも参加したい。それだけの思いでPSJをスタートさせました。

 それが4回目となる今、ふと「PSJの理想ってなんだろう」と考えることがあります。そんな時は必ず、船乗りが仰ぎ見る星のような、いくつかの「パンチライン」が思い出されます。たとえば、

”Your Words Make You Free”

 日本におけるスラムイベントの先輩、SSWS(シンジュク・スポークンワード・スラム)の公式Tシャツにデザインされていたフレーズ。PSJのポスターに「言葉は君を解き放つ」というコピーを使っていますが、実はこのフレーズの翻訳、オマージュです。

”The Point is not Points, the Point is Poetry”

 これは海外のポエトリースラムでよく言われる決まり文句だそうです。訳すなら「大事なのは点数じゃない、大事なのは詩だ」という感じでしょうか。

“本物の声とは誰にも何にも迎合しない個の力である”

 音声ジャーナリスト、山崎広子さんの言葉。声には、あなたがこれまで生きてきた年月や今の状況が全て表れます。自分の声に向き合うことは、どこにいても何があっても自分自身でいよう、ということ。

 もちろんこの他にもたくさん。時に私たちが言葉に救われるように、PSJも様々な言葉、様々な声にパワーをもらいながら続いています。

 ポエトリーリーディングはとてもシンプルな手段で、だからこそ表現することの根源的な喜びを教えてくれます。自分自身に向き合うことの大切さを気づかせてくれます。どんな国でもどんな言語でも、思いや考えを声や言葉で伝えたいのは同じ。「自分の思いや考えを言葉にしよう」「それぞれの声に耳をかたむけよう」それがPSJのメッセージです。

 次はぜひ、あなたの声を聞かせてください。
さらに楽しめるポエトリースラムを目指して。

 ポエトリースラムジャパン代表 村田活彦